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第28回 日本消化器関連学会週間(JDDW 2020)

炎症性腸疾患の治療:現在と未来 (Treatment of IBD: Present and future)

2020年11月05日 06:55

International Session(Symposium)3 提案:日本消化器病学会

本日 14:00〜17:00 第11会場

司会 渡辺 守氏 東京医歯大
久松 理一氏 杏林大・消化器内科
Discussant 長沼 誠氏 関西医大・3内科(消化器肝臓内科)
仲瀬 裕志氏 札幌医大・消化器内科
演 者 松岡 克善氏 東邦大医療センター佐倉病院・消化器内科
Minhu Chen氏 Division of Gastroenterology and Hepatology, The First Affiliated Hospital, Sun Yat-sen University
Shu Chen Wei氏 Department of Internal Medicine, National Taiwan University Hospital/Department of Internal Medicine, National Taiwan University College of Medicine
久松 理一氏 杏林大・消化器内科
飯島 英樹氏 大阪大大学院・消化器内科学
平井 郁仁氏 福岡大・消化器内科
Yong Beom Cho氏 Department of Surgery, Samsung Medical Center, Sungkyunkwan University School of Medicine
Siew Ng氏 Department of Medicine and Therapeutics Institute of Digestive Disease, The Chinese University of Hong Kong
岡本 隆一氏 東京医歯大・消化器内科

 炎症性腸疾患(IBD)は原因不明の慢性炎症性腸管障害を引き起こす疾患であり、潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)から成る。20~30代に好発するため各種のライフイベントに大きな影響を及ぼし、患者のQOLは著しく損なわれる。

 近年、日本をはじめ東アジア諸国ではIBD患者数の急増が認められる()。司会の久松理一氏は、本セッションについて「アジア各国のエキスパートが一堂に会することで診療実態の相違や最新治療の情報を共有し、議論を深めたい」と説明する。

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アジア各国から選りすぐりの9演題が結集

 IBDの治療は、TNFα阻害薬の登場により大きく変化した。抗IL-12/23 p40モノクローナル抗体製剤、抗α4β7インテグリン抗体製剤といった生物学的製剤に加え、JAK阻害薬が登場するなど、現在は分子標的薬が治療の主流となりつつある。本セッションでは、まず松岡克善氏が近年の目覚ましいIBD治療薬の開発状況について概説する。

 しかし、薬剤の承認状況はアジア各国で異なるため、医療経済的側面から画一的に述べることが難しい。そこで、Minhu Chen氏が中国におけるIBD診療の変遷を、Shu Chen Wei氏が台湾におけるIBDの疫学と薬物治療の進歩を報告し、各国の治療体系の相違点について議論する。

 続いて、久松氏が免疫調節薬チオプリン製剤の位置付けを、日本で行われた多施設共同試験の結果に基づき解説。副作用の問題を含め、欧米諸国との相違点について議論する予定だ。

 IBDの診断では、疾患活動性のモニタリングが可能なバイオマーカーの開発が望まれている。飯島英樹氏は、IBD診断における新規バイオマーカーの開発状況について、日本発の血清ロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)を含め報告する。また、CDでは小腸狭窄病変が手術理由の第1位だが、小腸内視鏡を用いた内視鏡的バルーン拡張術(EBD)は腸管切除回避への有用性が期待されている。CDの狭窄病変に対するEBDについて、平井郁仁氏が解説する。

 腸管合併症と術後再発はCD外科手術の大きな課題である。Yong Beom Cho氏は生物学的製剤時代のCD周術期管理について、エビデンスに基づき解説。さらに注目される治療法として、Siew Ng氏が腸内細菌叢移植 (FMT)の最新情報を、岡本隆一氏が腸管上皮細胞再生医療の可能性を紹介する。

 久松氏は本セッションの注目点を「IBD臨床における最新情報をまとめて知ることができ、かつアジア各国のギャップについて議論する点にある」と紹介。「IBD診療に携わる若手医師はぜひ参加してほしい」と呼びかけている。

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