喫煙と大腸がんの関連の根拠が日本人で強固なものに
2020年11月12日 19:05
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国立がん研究センターなどのグループは、日本人における喫煙状況・喫煙本数・禁煙と大腸がん罹患リスクとの関連を評価するため、10件の前向きコホート研究の統合解析を行った。その結果、36万3,409名の参加者(男性47.3%)を追跡(平均追跡期間は7.6年から20.6年)し、そのうち9,232名(男性が60.5%)に大腸がんを確認した。非喫煙者と比較したところ、男性において喫煙経験者における大腸がんの罹患リスクは1.19倍、結腸がんは1.19倍、下行結腸がんは1.28倍、直腸がんは1.21倍と高かった。女性では、非喫煙者と比較して、喫煙経験者の下行結腸がん罹患リスクは1.47倍であった。
■国立がん研究センターのプレスリリースはこちら。