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レムデシビル、WHOが「治療効果なく推奨せず」...厚労省は投与方針変えず〔読売新聞〕

 2020年11月20日 13:16
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 【ジュネーブ=杉野謙太郎】世界保健機関(WHO)は20日、日米などで新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認されている抗ウイルス薬「レムデシビル」について、感染症の患者に対する治療効果はないとして、症状の程度にかかわらず利用を推奨しないとの指針を発表した。WHOで指針づくりを行う専門家グループが取りまとめた。

 発表によると、7000人以上を対象にした国際的な研究結果を分析したところ、レムデシビルについて「患者の死亡率や、症状の改善に要する時間などに有意な効果はない」と結論づけた。健康を害する可能性や、比較的価格が高いことなどから利用を推奨しないとした。

 米製薬会社ギリアド・サイエンシズが開発したレムデシビルは、新型コロナ治療薬として、日本で5月に特例承認され、米国では10月に正式承認された。重症患者向けに利用され、トランプ大統領も感染した際に投与を受けていた。

 WHOはレムデシビルの利用を推奨しないとする指針を発表したが、厚生労働省は現時点で特例承認の取り消しを考えていない。厚労省の「診療の手引き」によると、原則として重症患者に投与するとされている。手引きの改訂時に、WHOが今回示したデータの追加などを検討する。

 東京都内の重症患者を多数受け入れてきた昭和大病院の相良博典病院長(呼吸器内科)は、「長期の安全性が担保されていないことなどを考えると、WHOの見解も理解できるが、治療現場では効果を感じることもある。数少ない治療の選択肢として残しておきたい」と話している。

(2020年11月20日 読売新聞)

ヨミドクター

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