がん治療用ウイルスG47Δが悪性神経膠腫で国内承認申請
2021年01月05日 16:49
第一三共は1月5日、開発中のがん治療用ウイルスG47Δ(開発コード:DS-1647、一般名:テセルパツレブ)について、2020年12月28日付で悪性神経膠腫に係る再生医療等製品製造販売承認申請を国内で行ったことを発表した。本申請は、膠芽腫の患者を対象とした国内第Ⅱ相臨床試験(医師主導治験)の結果に基づくもの。
G47Δは、がん細胞でのみ増殖可能となるよう設計された人為的三重変異を有する増殖型遺伝子組換え単純ヘルペスウイルス1型(第三世代がん治療用単純ヘルペスウイルス1型)で、厚生労働省より悪性神経膠腫を対象として2016年2月に先駆け審査指定を受けるとともに、2017年7月に希少疾病用再生医療等製品の指定を受けている。