HER3標的抗体薬物複合体U3-1402、既治療EGFR陽性NSCLCで第Ⅱ相開始
2021年02月04日 17:08
2名の医師が参考になったと回答
第一三共は本日(2月4日)、HER3に対する抗体薬物複合体(ADC)であるU3-1402について、EGFR変異陽性の切除不能非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象とした国際共同第Ⅱ相臨床試験HERTHENA-Lung01において、最初の患者への投与を開始したと発表した。
HERTHENA-Lung01試験では、EGFR阻害薬と化学療法による治療後に病勢進行を認めたEGFR変異陽性切除不能NSCLC患者を対象に、U3-1402の有効性と安全性を評価。主要評価項目は客観的奏効率で、副次評価項目は奏効期間、病勢制御率、無増悪生存期間、全生存期間、安全性・忍容性など。米国、欧州、日本を含むアジアにおいて最大約420例の患者を登録する予定だという。