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「コロワくんの相談室」LINEボットが始動!

 2021年02月10日 17:33
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 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの接種が今月(2021年2月)中旬にも国内で開始される予定だが、異例のスピードで開発・承認されたものだけに、不安の声も上がっている。そうした中、「コロナワクチンへの不安を少しでも減らしたい」と考える医師によるプロジェクト「『コロワくんの相談室』LINEボット」が始まった。日米で働く医師10人とIT業界で働くデザイナーやエンジニアら有志が中心となり、無料で提供しているサービスだ。開発・運営資金の一部は、クラウドファンディングなどを通じて募る計画であるという。Medical Tribuneで論文レビューを連載中の川崎市立川崎病院呼吸器内科医長の田中希宇人氏もサポーターとして参画している。

日米の有志の医師で「コロワくんサポーターズ」を結成

 「コロワくんサポーターズ」代表で米・ニューヨーク市のマウントサイナイ大学病院老年病/緩和医療科医師の山田悠史氏は、昨年12月と今年1月に米国でSARS-CoV-2ワクチンの接種を完了している。米国では昨年12月にSARS-CoV-2ワクチンの接種が開始され、対象が長期介護施設入居者や65歳以上の高齢者へと広がっているが、SNSなどでは副反応への不安や安全性を懸念する声も散見される。

 山田氏は、そのような不安に溢れる状況を打破すべく、SNSやメディアを通じて精力的に情報発信を続けているが、寝る間を惜しんで発信を続けても、同氏の元に寄せられる質問はたまっていく一方。1人の医師ができることについて限界を感じていたという。

 また同市では、ワクチンの相談窓口となるコールセンターが開設されたが、接種前後の問題について多数の相談が寄せられ、たちまちパンクしてしまった。「このような状況は、できるなら日本では経験してほしくない」と考えた同氏が、日米の医師やIT業界の有志と意見交換を重ねる中で、日本におけるユーザー数が8,600万人を数えるLINEのチャットボットを活用したプロジェクトを進めることになった。そして、「コロワくんサポーターズ」が結成され、今月6日に誕生したのが「コロワくんの相談室」LINEボットだ。

コロワくん1.jpg

 サービスは無料で、友達登録するだけですぐに利用できる。メニューは、ワクチンの①接種方法②効果③仕組み④副反応-などに分かれており、知りたい項目のボタンをタップすると、コロワくんが答えられる項目が表示される。そのいずれかを選択すると、コロワくんが分かりやすく回答してくれる、という仕組みになっている。

 開発・運営資金の一部はクラウドファンディングなどを通じて募る計画で、目標金額は500万円。2021年2月10日時点で246人の支援者から219万円の支援が寄せられている(https://camp-fire.jp/projects/view/379040)。資金的余裕が見込めるようであれば、LINEボットに加えてSARS-CoV-2ワクチンに関する不安や疑問を解消するための新規ウェブアプリケーションの開発を行う予定であるという。

 「コロワくんサポーターズ」の一員である田中氏は、今後の展望について「多くの人に正しいコロナワクチンの知識を知ってもらうとともに、『コロワくん相談室』が患者の疑問や不安解消の一助となり、医療現場の負担が少しでも軽減できたら」と述べた。

【LINEの登録は以下から可能】

(髙田あや)

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