術後オラパリブ、BRCA陽性HER2陰性高リスク早期乳がんでiDFSの優越性の基準を達成
第Ⅲ相OlympiA試験の早期解析・報告へ
2021年02月25日 18:50
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アストラゼネカおよびMSDは本日(2月25日)、生殖細胞系列BRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の高リスク早期乳がんで根治的局所療法および術前または術後補助化学療法を完遂した患者を対象に、術後療法におけるPARP阻害薬オラパリブの有効性および安全性を検証した第Ⅲ相臨床試験OlympiAにおいて、独立データモニタリング委員会(IDMC)からの勧告に従い、早期の主要解析および報告を行うと発表した。
IDMCは、事前に規定された中間解析に基づき、同試験の主要評価項目である無浸潤生存期間(iDFS)について優越性の基準をクリアし、プラセボ群と比較してオラパリブ群では臨床的に意義のある治療効果が持続的に認められることを立証したと結論付け、主要解析を直ちに行うよう勧告。同試験結果の詳細はは、今後開催される学会で発表予定という。