メニューを開く 検索

トップ »  医療ニュース »  2021年 »  OTプレスリリース »  がん診断後の患者の喫煙状況、禁煙の利点は過小評価

Oncology Tribune

がん診断後の患者の喫煙状況、禁煙の利点は過小評価

2021年03月19日 13:49

2名の医師が参考になったと回答 

 日本癌学会の喫煙対策委員会では、電子たばこを含めた喫煙とがんを始めとする健康にまつわる国内外のさまざまな研究結果を定期的に1~2編ずつ紹介していく取り組みを行っている。

 3月18日には第二弾として、がんと診断後の患者の喫煙状況に関する報告論文を紹介。同論文では、喫煙の継続は二次がんリスクの上昇、術後合併症のリスクの増加、放射線の有効性と耐性の低下、全身療法の有効性と耐性の低下、健康機能と生活の質の低下、全体的な死亡率の増加と関連し、がん患者の生存の最も強力な有害な予測因子と考えられているが、禁煙の利点は過小評価されていると論じられている(Transl Lung Cancer Res 2019; 8: S50-S58)。

 担当委員で国がん研究センターがん対策情報センターの平野公康氏は「がんの治療成績が向上し、サバイバーが増える中、喫煙という重要な要素が患者と医療提供者の双方において正面から取り組まれていないことに関しての警鐘を鳴らす論文」とコメントしている。

無料でいますぐ会員登録を行う

【医師限定】

初回登録で500円分のポイントをもれなく進呈!

(4月末迄/過去ご登録のある方を除く)

  • ・ ご利用無料、14.5万人の医師が利用
  • ・ 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
  • ・ ギフト券に交換可能なポイントプログラム
  • ・ 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ

ワンクリックアンケート

円安水準を更新。円安で何を思う?

トップ »  医療ニュース »  2021年 »  OTプレスリリース »  がん診断後の患者の喫煙状況、禁煙の利点は過小評価