コロナ中和抗体、感染1年後も維持
大規模調査の結果を報告―横浜市大
2021年05月21日 15:45
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日本では、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)変異株の流行もあり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行収束が見通せない状況だ。そうした中、横浜市立大学臨床統計学教授の山中竹春氏らは、COVID-19回復者を対象に、感染12カ月後の中和抗体を測定する大規模研究の結果を5月20日開催の記者発表会で報告。「感染6カ月時点より若干減少しているものの、大半のCOVID-19回復者が12カ月後も感染阻害に十分な中和抗体を保有していた。また、変異株に対する中和抗体は従来株に比べ減少傾向で、特に軽症・無症状例での減少が目立った」と述べた。(関連記事「新型コロナ、大規模な回復者抗体検査を実施」、「コロナ回復者の大半が半年後も抗体を保有」)