皮膚潰瘍への機能性ペプチドSR-0379、国内第Ⅲ相の治験計画届を提出
2021年06月01日 16:57
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ファンペップは本日(6月1日)、機能性ペプチドSR-0379について、皮膚潰瘍患者を対象とする国内での第Ⅲ相臨床試験の治験計画届を医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと発表した。
SR-0379は、20個のアミノ酸からなる機能性ペプチドの開発化合物。血管新生や肉芽形成促進を主たる作用とし、抗菌活性を併せ持っていることが特徴とされる。大阪大学の研究グループの研究成果に基づき創生されたアカデミア発の創薬シーズであり、複数のアカデミア主導の医師主導治験、さらに企業治験による産学連携によって開発が進み、現在はファンペップと塩野義製薬との共同開発により開発が進められている。
同試験では、皮膚潰瘍患者(褥瘡、糖尿病性潰瘍および下腿潰瘍など)を対象にSR-0379の有効性および安全性を検証する計画であり、今後PMDAの所定の調査が終了次第、臨床試験を開始する予定であるという。