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売り上げ数千億円に アルツハイマー薬、米中が巨大市場―エーザイCEO〔時事メディカル〕

2021年06月15日 13:53

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 エーザイの内藤晴夫最高経営責任者(CEO、73)は14日、インタビューに応じ、米国で承認されたアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」の年間売上高について、「数十億ドル(数千億円)単位の薬剤に成長するのは間違いない」との見通しを示した。当面は米国で大きく伸び、将来的には中国も米国に匹敵する市場になると見込む。

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 販売拡大に向けては、日本をはじめとするアジア地域での検査体制整備が重要な関門になると指摘。血液検査による診断方法が確立されれば、「壁が一気に取り除かれ、適応対象とする患者数がすごく大きくなる」とにらむ。

 年間約600万円という米国での価格については、患者が人格を保ちながら生活を続けられ、家族も患者の症状改善で介護がしやすくなるなど、「他の薬ではもたらされない大きな価値がある」と説明。長期入院にかかる医療費など社会保障費の縮減効果もあり、「リーズナブルな価格として設定している」と強調した。

 さらに米国は保険制度が充実しているほか、無償提供など支援プログラムも用意しており、「個人の出費は最小限に抑制されている。負担が大変だという議論は当たらない」と主張した。

 内藤氏はアルツハイマーの根本治療をエベレスト登頂に例え、アデュカヌマブ承認は「峠を越えてヒマラヤの山中に入ってきたところ」と位置付ける。今後についても「エベレストまで登れるか分からないが、もう1峰、2峰越えたい」と、治療薬開発に携わっていく意欲を見せた。

(2021年6月15日 時事メディカル)

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