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順天堂医院が保険診療で減量・代謝改善手術を開始

 2021年06月30日 12:04
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 治療に難渋する高度肥満症に対する外科手術(減量手術)は有効な治療手段とされる。順天堂大学順天堂医院の糖尿病・内分泌内科教授の綿田裕孝氏と同院消化器・低侵襲外科教授の福永哲氏は6月29日、高度肥満症などに対する減量・代謝改善を目的とした保険診療による外科手術を開始した、と発表した。

 高度肥満症に対しては、外科手術が長期的に減量を維持し、肥満関連の健康障害を改善することが証明されている。日本国内では2014年に、6カ月以上の内科治療によっても十分な効果が得られず、BMI35以上で糖尿病、高血圧、脂質異常症、閉鎖性睡眠時無呼吸症候群のうち1つ以上を合併する症例を適応として減量腹腔鏡下スリーブ状(袖状)胃切除術が保険適用となった。さらに2020年には、6カ月以上の内科治療によっても十分な効果が得られず、糖尿病(HbA1c値8.4%以上)に加え、高血圧、脂質異常症、閉鎖性睡眠時無呼吸症候群のうち1つ以上を合併するBMI 32.5~34.9の肥満症にも適用が追加された。国内で肥満症に対する減量手術は近年増加傾向にあり、2019年には755件が行われたとされる。

 同大附属病院内にも他院からの重症糖尿病患者の紹介が多く、高度肥満症を伴う場合は治療が難しくなる例もあるという。そこで同院では、2019年に「減量・糖尿病外科治療チーム」(2021年4月に「減量・代謝改善手術治療チーム」に名称変更)を結成。高難度新規医療技術申請を行い、2020年2月には1例目の治療を開始、同年末までに保険収載に必要な5例の手術治療を行った。2021年からは保険診療による治療が可能となり、現在10例の患者が手術治療を受けるために外科治療を受けているという。

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