HFpEFの91%に冠動脈疾患/微小血管機能障害
閉塞性CADの半数がCAD既往歴なし
2021年07月12日 05:10
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左室駆出率(LVEF)の保たれた心不全(HFpEF)の患者では、臨床的に認識されていない冠動脈疾患(CAD)および冠微小血管機能障害(CMD)の有病率が極めて高いことが示された。英・University of GlasgowのChristopher J. Rush氏らは、HFpEF入院患者106例を対象に行った多施設前向きコホート研究で検討した結果、心外膜CADまたはCMDあるいは両方が認められた患者は91%に上り、閉塞性CADが認められた患者の半数にはCADの既往歴がなかったとJAMA Cardiol(2021年6月23日オンライン版)に発表した。