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慶大チーム、国内初の「子宮移植」臨床研究を申請へ〔読売新聞〕

2021年07月15日 09:36

 病気により子宮がない女性が妊娠、出産するため、第三者から提供を受ける子宮移植の可否を検討していた日本医学会の検討委員会は14日、症例数を少数に限定した臨床研究を容認するとの報告書をまとめ、発表した。これを受け、慶応大のチームが、国内初となる臨床研究を学内の倫理委員会に申請する方針だ。

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 子宮移植は、臓器移植法の対象外で、脳死を含めた死者からの移植は認められていない。このため、同大は、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の患者を対象に、親族からの子宮移植を計画。これを機に、日本医学会が2019年4月から倫理的、医学的課題を議論してきた。

 報告書では、生体からの子宮移植について、現状では子宮を持たない患者が、国内で法律上の実子を得る唯一の方法であると指摘。当事者の希望がある場合には排除できないとして「症例数を少数に限定して容認する」とした。

 一方、生体からの子宮移植は提供者への負担が大きく、生まれてくる子どもへの影響やリスクも十分明らかにされていない「未成熟な医療技術」と明記。臨床研究の実施にあたっては、提供者の自由意思が確保され、自発的に無償提供に同意していることなどが必須とした。新たに、日本産科婦人科学会と日本移植学会の合同委員会によるチェック体制を作ることなども求めた。

 この日の記者会見で、検討委の飯野正光委員長(東京大特命教授)は、「子宮移植だけを治療の解決策と考えることは不十分で、患者や家族の総合的なケアを進める必要がある」と強調。「実施の条件は現時点での考え方であり、必要に応じて再検討する」と述べた。

(2021年7月15日 読売新聞)

ヨミドクター

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