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DF-HA関節注、アナフィラキシーの詳細

市販直後調査3カ月目集計:8割は重篤、2例に後遺症残存

2021年10月12日 17:51

13名の医師が参考になったと回答 

 今年(2021年)5月19日に発売された、変形性関節症(OA)を適応とする関節機能改善薬ジクロフェナクエタルヒアルロン酸ナトリウム(DF-HA、商品名ジョイクル)。販売元の小野薬品工業と製造販売元の生化学工業は市販直後調査の3カ月目集計として中間報告をまとめ、公表した。承認日の3月23日~8月18日に報告された209例(308件)の副作用発現状況を収集・分析したもので、ショック・アナフィラキシー発現例は副作用報告全体の3割で、うち8割近くが重篤だった。6月1日に厚生労働省が発表した、同薬投与後にアナフィラキシーショックを来した80歳代の女性1例の死亡例以外に、今回、アナフィラキシー発現例で後遺症が残った患者が2例報告され、うち1例は永続的または顕著な障害・機能不全に至ったことが明らかになった(関連記事「変形性関節症薬ジョイクルにブルーレター発出」)

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