ハンズオンセミナー 本日 9:00〜12:00 第6会場 --> 肝臓 本日 9:00〜12:00 第14会場(神戸国際会議場504+505)HOS肝臓1:スクリーニングのコツとエラストグラフィ 本日 14:00〜17:00 第14会場(神戸国際会議場504+505)HOS肝臓2:処置のための腹部エコー講座 近年、H. pylori 陰性者の増加や食生活の欧米化などの影響によるためか、十二指腸腫瘍が発見される機会が増えつつある。明確な診断基準や治療指針は確立されていないものの、狭帯域光観察(NBI)併用拡大内視鏡観察や色素内視鏡検査の知見が蓄積され、通常の内視鏡的粘膜切除術(EMR)に加えcold forceps polypectomy(CFP)、cold snare polypectomy(CSP)などのコールドポリペクトミーやunderwater EMR(UEMR)、内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)といった新たな治療法が登場してきた(写真)。司会の矢作直久氏は「本セッションを通じて消化器領域における外科と内科のさらなる連携を目指し、その方向性を探りたい」と意気込む。 --> JDDW学術集会委員会ハンズオン・ライブワーキンググループ委員長/埼玉医科大学国際医療センター消化器内科教授 良沢昭銘氏に聞く 今年で29回目を迎えるJDDWだが、理事会で「プログラムのパターンがマンネリ化しているのではないか」という課題が挙げられ、新たな企画を検討することになった。海外にもアピールでき、参加者が興味を持て、「教育」として還元できるものという方針の下、「ハンズオンセミナー」と「ライブデモンストレーション」の導入が決まった。埼玉医科大学国際医療センター消化器内科教授の良沢昭銘氏を委員長とする「ハンズオン・ライブワーキンググループ」で構想が練られ、今年はまず前者を実施することになった。 --> 同氏は「これまで消化器領域の学会でハンズオンセミナーを実施したこともあるが、JDDW 2021では10ものセッションを設けた。しかも、各セッションのインストラクターは日本を代表するエキスパートばかり。若手医師にとって、プロの技を直に学ぶ貴重な機会となるはずだ。海外からの参加者も受け入れている」と過去に例のないアトラクティブな試みである点を強調する。 本日は、肝臓に関する2つのセミナーが行われる。「スクリーニングのコツとエラストグラフィ」はスクリーニングを中心とした初級者向けコース、「処置のための腹部エコー講座」は処置エコーおよび画像評価を中心とした中・上級者向けコースで、それぞれインストラクターによる実技指導、実演ライブ、ミニ討論会が企画されている。 肝臓の全体像と周辺臓器を見ることができる腹部エコーは、肝臓専門医にとってほぼ必須のモダリティだが、一定の習熟度を要する。臨床現場からは腹部エコーを使いこなせる医師の育成に難渋する声が聞かれ、検査技師に頼る施設もあるという。同氏は「参加者はこの機会にエコー機器の扱い方をよく理解し、正しい技術、画像を正確に評価する力を身に付けてほしい」と述べている。 インタビュー記事一覧 理事長インタビュー下瀬川 徹氏日本消化器関連学会機構理事長 学会長に聞く竹原 徹郎氏第63回日本消化器病学会大会会長 学会長に聞く山本 博徳氏第102回日本消化器内視鏡学会総会会長 学会長に聞く飯島 尋子氏第25回日本肝臓学会大会会長 学会長に聞く猪股 雅史氏第19回日本消化器外科学会大会会長 学会長に聞く濱島 ちさと氏第59回日本消化器がん検診学会大会会長 JDDW 2021 公式サイト