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イスラエル、早期接種者でコロナ再拡大の兆し

デルタ株流行と免疫の減衰が影響か

2021年11月05日 14:33

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 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの接種が世界で最も進んでいるイスラエルでは、昨年(2020年)12月にファイザー製のワクチン(トジナメラン)の集団接種を開始し、いったんは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が収束したかに見えたが、今年6月以降SARS-CoV-2感染者が急激な増加を見せている。同国・Technion-Israel Institute of TechnologyのYair Goldberg氏らは、今年7月11日~31日のSARS-CoV-2感染者および重症COVID-19患者の発生状況を解析した結果、早期にワクチン接種を済ませた者ほど感染率が高かったとN Engl J Med2021年10月27日オンライン版)に発表した。インド型変異(デルタ)株が流行の主体を占めるようになったことに伴うワクチンの有効性の低下、ワクチン接種によって獲得した免疫の減弱が再流行に関与している可能性があるという。

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