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第29回 日本消化器関連学会週間(JDDW 2021)

NAFLD:研究と診療の最前線

2021年11月06日 06:40

ワークショップ11 提案:日本消化器病学会

REPORT 11/5(金)

司会 吉治 仁志氏 奈良県立医大・消化器・代謝内科
池嶋 健一氏 順天堂大大学院・消化器内科学
演者 徳重 克年氏 東京女子医大・消化器内科
高木 宏哲氏 奈良県立医大・消化器・代謝内科
藤井 英樹氏 大阪市立大大学院・先端予防医療学
川口 巧氏 久留米大・消化器内科
玉城 信治氏 武蔵野赤十字病院・消化器科
吉年 俊文氏 Division of Gastroenterology, Hepatology and Nutrition, Cincinnati Children's Hospital Medical Center、琉球大大学院・臨床研究教育管理学
大木 隆正氏 三井記念病院・消化器内科
市川 武氏 日本鋼管病院・消化器肝臓病センター
金 秀基氏 神戸朝日病院・消化器科
遠藤 裕一氏 大分大・消化器外科
花山 雅一氏 愛媛大大学院・消化器・内分泌・代謝内科学
福本 賢二氏 大阪大大学院・消化器内科学
今 一義氏 順天堂大・消化器内科

 非ウイルス性肝硬変・肝がんの増加により、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の重要性が広く認識されるようになった。司会の池嶋健一氏は「新たな概念である代謝異常関連脂肪性肝疾患(MAFLD)が提唱されるなど、研究はさらなる広がりを見せている」と語る。

 冒頭、徳重克年氏が2020年に改訂された『NAFLD/NASH診療ガイドライン』について解説。今後の課題として、NAFLDとMAFLDの取り扱い、より優れた肝線維化マーカーの探索、効率的な肝がんスクリーニング、治療薬開発などを提示した。

 臨床研究では、肝線維化マーカーの検討やNAFLDとMAFLD、アルコール性肝疾患(ALD)との比較、心血管リスクとの関連、小児NAFLD、薬物療法、肥満外科手術症例のNAFLD有病率と改善率などについて各演者より報告され、活発な議論が行われた。

 若手奨励賞を受賞した花山雅一氏はパルミチン酸(PA)の吸収および肝線維化のメカニズムについての詳細な解析結果を報告。「腸管からのPA吸収抑制が非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の新たな治療戦略になり得る」と結論した。福本賢二氏はマウスへのPA負荷がマクロファージのオートファジーを抑制し、炎症性サイトカインの分泌増加を介してNASHの病態進展に寄与する可能性を示唆。今一義氏はNASHモデル動物(肝細胞特異的PTENノックアウトマウス)におけるグリシンの肝発がん抑止効果を報告した。

 司会の吉治仁志氏は「ALDに対し、日本肝臓学会のeラーニング受講により飲酒量低減薬ナルメフェンの処方が可能となる。治療薬が増えることで研究の進展が期待される」と、学会の新たな取り組みにも言及した。

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