休日の活動量、"夜型"遺伝子多型で低値
大学生から採取した時計遺伝子サンプルを解析
2022年02月23日 05:00
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人間には時計遺伝子により規定される、いわゆる"朝型"、"夜型"のタイプがあり、睡眠時間や食生活、身体活動量に差異が生じる。島根大学人間科学系准教授の宮崎亮氏らは、大学生を対象に時計遺伝子多型と1時間ごとの身体活動量との関連性を検討。休日に当たる土曜日のみ、昼型に比べ夜型の人の身体活動量が有意に低値を示したことを発表した。この結果について同氏らは、夜型は遺伝的要因により身体活動量が低くなる傾向にあり、社会的要因が寄与しない土曜日にその影響が色濃く反映されていると解釈している。なお、詳細な検討結果などはPhysiol Behav(2022; 247: 113705)に掲載されている。