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中高年の赤裸々な性の実態が浮き彫りに

2022年09月16日 17:20

2007名の医師が参考になったと回答 

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 日本は超高齢社会に突入し、以前と比べ、性の悩みで受診する高齢患者も多くなっているという。富永ペインクリニック(愛媛県)院長の富永喜代氏は、日本人の中高年層を対象に性事情についてインターネット調査を実施し、第32回日本性機能学会(9月9~11日)で報告。知られざる中高年の赤裸々なセックスの実態が浮き彫りとなった(関連記事「日本人女性の陰毛処理に関する初の本格調査」)。

対象はFacebookのコミュニティ『富永喜代の秘密の部屋』の登録者

 日本では、健康寿命が延伸したものの、性に閉鎖的な時代を過ごした日本人中高年の性に関する情報は少ない。そこで、富永氏は現代の日本人中高年のセックス事情を探るべく、インターネット調査を実施した。

 対象は、同氏がFacebook上で運営するコミュニティ『富永喜代の秘密の部屋』の登録者から2021年12月~22年4月にアンケートに回答した30~80歳代の日本人男女とした。同コミュニティは、表には出せない濃過ぎるセックス情報「夏のセックスの工夫」「中高年のセックス時間帯」「中高年オススメ体位研究」「人生最高のセックス」「最新ED治療マシン情報」など、他では絶対に聞けない医学に基づいた情報を真面目に討論する場で、昨年(2021年)7月に誕生し、既に1万2,000人以上が登録している。

 今回の発表では6問の調査結果について公表し、設問によって回答者数が異なった(123~351人)。

中高年では朝勃ちを利用してする人が多い  

 質問1では「あなたの最高のセックスは何歳のときか?」(回答者123人)と尋ねた。20歳代で経験したと回答した人が13人、30歳代が14人、40歳代が22人、50歳代が30人、60歳代が36人、70歳代が8人であった。30歳未満は今回の調査対象に含まれなかったが、20歳代で最高のセックスを体験したと答えた人がそれなりにいた一方で、年齢を重ねるにつれてセックスの技術が高まっていくためか、40~60歳代でも最高のセックスを体験したと答えた人も多く、中高年となった今現在の性生活を謳歌している様子がうかがえた。  

 質問2では「あなたがセックスする時間帯はいつですか?」(231人、複数回答可)と聞いたところ、最も多かったのが22~24時の56人で、次いで昼食後や昼下がりの36人、24時以降の26人などだった。早めの時間にセックスをするとの回答が多かったのは、回答者に中高年が多かったことが背景にあると推測され、朝勃ちを利用してセックスをするためか4~6時で21人、6~9時で26人と早朝を好むとする回答も多く、全体の3分の1は午前中にしていた。

足腰に負担がかかるプレイは敬遠  

 質問3では「セックスで痛みを感じるか」(男性175人、女性65人)と尋ねた。男性で痛みがありと答えたのは20.0%だったのに対し、女性では61.5%と過半数が性交痛を抱えていた。  

 質問4では「苦手なセックスの体位」(231人)を尋ねた。最も多かったのがアクロバティックな体位で、次いでソフトを含むSM、正面立位、立位後背位、電動マッサージャー・ラブグッズを使用したプレイと続き、中高年が多いため、足腰に負担がかかるアクロバティックなものや立位系が敬遠されていることがうかがえた。  

 質問5として男性(338人)に「気になるセックスの悩み」を聞いたところ、最も多かったのが勃起障害・勃起不全で、次いで中折れ、セックスレス、パートナー探し、早漏、遅漏と続いた。

性についての知識が不足、正しい情報発信が重要  

 最後に「大人の性交痛や腟萎縮」(男性263人、女性88人)について尋ねた。その結果、これらについて知っていたと回答したのは男性18%、女性31%だった。また、「腟が狭く入りにくくなることを知っていた」と回答したのはそれぞれ23%、25%、「セカンドバージンが痛いことを知っていた」と回答したのは16%、23%、「いつでもセックスできると思っていた」と回答したのは26%、35%となった。  

 以上の結果を踏まえ、富永氏は「離婚などによるセカンドバージンの状態で、セックスでの痛みを訴えて当院を受診する女性患者が増えている。一般的な更年期障害の症状である腟萎縮や性交痛を女性でも3割しか知らない。中高年が直面する性の悩みへの正しい情報を発信していくことの重要性をあらためて実感した」とまとめた。  

 なお、同氏によると、女性の性交痛にはエストラジオールの塗布(乳がんや子宮がんの既往がない場合)や指によるマッサージが効果的だが、マッサージに抵抗を示す場合は棒状のラブグッズなどで緩和が期待される。腟の中の潤いについては、腟の乳酸桿菌の使用を勧めているが、それで改善しない場合は、産婦人科医の受診が望ましいという。

(編集部)

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