認知症リスクを22%低減する糖尿病薬は?
2022年11月04日 16:30
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糖尿病治療薬が認知症のリスクと関連するとの報告があるが、現時点で一貫した結果は得られていない。米・University of Arizona Mel and Enid Zuckerman College of Public HealthのXin Tang氏らは、60歳以上の2型糖尿病患者約56万例を対象に、経口糖尿病治療薬であるスルホニル尿素(SU)薬、チアゾリジン薬(TZD)、メトホルミン(MET)による治療の認知症発症リスクを比較する前向き観察研究を実施。その結果、認知症発症リスクはMET治療と比べTZD治療で22%低く、SU薬治療で12%高かったと、BMJ Open Diabetes & Care(2022; 10: e002894)に発表した。