遺伝性血管性浮腫に新たな発症抑制薬が登場
ベリナート皮下注用2000
2022年11月16日 05:00
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遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作発症抑制薬として、血漿分画製剤の乾燥濃縮人補体第1成分(C1)インアクチベーター(商品名ベリナート皮下注用2000、以下ベリナート皮下注)が9月26日に製造販売承認を取得した。10月13日に開催されたCSLベーリング主催のプレスセミナーでは、順天堂大学革新的医療技術開発研究センター准教授の眞野訓氏が登壇。「患者は体のどこにいつ浮腫が起こるか分からず、また喉や腸などが腫れると生命に関わることもあり、日常生活で大きな不安を抱えていた。ベリナート皮下注の登場は浮腫発作を抑制できるだけでなく、皮下注投与による通院の負担軽減をはじめ、旬の味覚を楽しんだりスポーツをしたりするなど普通の生活を楽しめるようになる」と述べた。