AD新薬のlecanemab、認知機能低下を抑制
第Ⅲ相試験の詳細を報告
2022年12月01日 17:28
677名の医師が参考になったと回答
早期アルツハイマー病(AD)患者を対象に、抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体lecanemabの有効性と安全性をプラセボと比較した第Ⅲ相ランダム化比較試験Clarity ADでは、主要評価項目である臨床的認知症重症度判定尺度(CDR-SB※1)の悪化がプラセボ群と比べて27%有意に抑制されたことが示されている(関連記事「Lecanemab、早期ADを対象とした第Ⅲ相で主要評価項目を達成」)。米国およびオンラインで開催された第15回アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD、11月29日〜12月2日)では結果の詳細が報告され、N Engl J Med(2022年11月29日オンライン版)に同時掲載された。同薬が早期ADにおける認知および機能低下を抑制することが明らかになった。