モデルナアーム発生率、日本は欧米の10倍
約6,000例の大規模横断研究で明らかに
2023年01月17日 17:37
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遅発性大型局所反応(delayed large local reaction;DLLR)は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のモデルナ製ワクチンmRNA-1273の代表的な接種後副反応であり、日本では「モデルナアーム」として知られている。自衛隊中央病院皮膚科医長の東野俊英氏らは日本におけるmRNA-1273接種後のDLLR発症リスクを明らかにするため行った約6,000例の大規模横断研究の結果を第52回日本皮膚免疫アレルギー学会(2022年12月16~18日)で報告。発生率は欧米の約10倍であることを示し、なんらかの要因で日本人はDLLRを生じやすい可能性があると考察した。なお、研究結果の詳細はJAMA Dermatol(2022; 158: 923-927)に掲載されている(関連記事「モデルナアーム、女性でオッズ比5.3」)。