特発性潰瘍、難治例には酸分泌過多が影響
2023年02月21日 16:23
349名の医師が参考になったと回答
消化性潰瘍の二大要因はHelicobacter pylori(HP)感染と非ステロイド抗炎症薬(NSAID)服用だが、近年、これらを原因としない特発性潰瘍の割合が増加している。しかし、その病態には不明な点が多く、治療薬として主に用いられるプロトンポンプ阻害薬(PPI)は長期投与による副作用や投与下での再発・再燃の問題も指摘されている。大阪医科薬科大学病院消化器内視鏡センターセンター長の竹内利寿氏は、多施設共同後ろ向き観察研究で特発性潰瘍の病態と難治性因子を検討。結果をGI Week 2023(2月3~5日)で報告した。