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Oncology Tribune

国がん発の内視鏡手術支援ロボットが承認

2023年03月24日 13:16

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 大腸がん手術では、低侵襲な腹腔鏡手術やロボット支援下手術の実施率が年々高まっている。国立がん研究センター東病院は朝日サージカルロボティクス社と共同で、腹腔鏡手術を支援するロボット「ANSURサージカルユニット」を開発。今年(2023年)2月1日に医療機器として承認されたと3月23日付のプレスリリースで発表した。

ロボットが助手とスコピストの作業を担当

 国立がん研究センター東病院では大腸がん手術の8割以上を腹腔鏡で行っているが、一般的には3人、下部直腸がんなどでは5人の外科医を必要とするため、外科医の長時間労働や患者の手術提供機会の制限なといった課題があった。

 そこで、新たなコンセプトの手術支援ロボットの創出を目的に、2015年に国立がん研究センター発のベンチャーとして株式会社A-Traction(現・朝日サージカルロボティクス社)を創業した。

 ANSURサージカルユニットでは、ロボットが鉗子を操作する助手と内視鏡を操作するスコピストの作業を担う。執刀医は自身の鉗子を操作しながら、ロボットが保持する鉗子と内視鏡を操作できる(図-右)。執刀医が望む視野の確保、適切な強度による臓器の牽引や患部の切除などが可能で、効率的に手術を進めることで手術時間の短縮、患者負担の軽減が望める。また、外科医のワークライフバランスの改善も期待される。

図. 腹腔鏡手術(左)とANSURサージカルユニット(右)との比較

20230323114710.png

(国立がん研究センタープレスリリースより)

 開発に携わった同院大腸外科長・医療機器開発推進部門長の伊藤雅昭氏は「外科医の発想が出発点となり、この手術支援ロボットが誕生した。多くの臨床現場で使用され、治療に貢献することを期待している」とコメント。「国立がん研究センター発のベンチャーによる初の医療機器の承認取得であり、迅速な意思決定の下、最小の人員で最大の効果を生むことができた。今後、こうした開発形態が広がっていくのではないか」と展望した。

(編集部)

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