2型炎症呈するCOPDにデュピルマブが有効
2023年06月06日 05:05
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米・University of Alabama at BirminghamのSurya P. Bhatt氏らは、吸入ステロイド薬(ICS)+長時間作用性抗コリン薬(LAMA)+長時間作用性β2刺激薬(LABA)の3剤併用療法を行っているにもかかわらず、2型炎症の指標の1つである血中好酸球数の増加が見られる慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象に、標準治療へのヒトモノクローナル抗体デュピルマブ上乗せの有効性と安全性を第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)BOREASで検討。その結果、プラセボ群と比べてデュピルマブ群でCOPDの増悪が少なく、肺機能およびQOLが良好かつ呼吸器症状が軽症だったとN Engl J Med(2023年5月21日オンライン版)に発表した。