COPDの呼吸リハ、長期継続で効果持続
2023年06月16日 11:03
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昨年(2022年)、日本呼吸器学会の『COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン』が改訂された。運動療法を含む呼吸リハビリテーション(以下、呼吸リハ)が標準的治療として位置付けられ、安定期COPDに対する実施が強く推奨された(エビデンスの確実性A=強い、関連記事「COPDガイドライン、4年ぶりに改訂」)。平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック(愛知県)院長の平松哲夫氏は第63回日本呼吸器学会(4月28~30日)で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期に外来での呼吸リハを短期中断したことをきっかけに検証した、COPD患者における呼吸リハ継続の有効性について報告。「呼吸リハを外来で継続しつつ、経時的な身体機能低下への随時アプローチが有効」と訴えた。