慢性めまいへの森田療法、実例を紹介!
2023年07月12日 16:57
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3カ月以上症状が続く病態は慢性めまいと定義され、そのうち心身医学的治療が求められる疾患として持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent Postural-Perceptual Dizziness;PPPD)や心因性めまいが挙げられる。心因性めまいと異なり、PPPDは必ずしもストレスや不安、抑うつ症状を伴うわけではないため、心身医学的治療法の導入、継続に難渋するケースも多い。五島耳鼻科クリニック(東京都)の臨床心理士である齊藤翔悟氏は、PPPDに対して森田療法を導入した自験例を第64回日本心身医学会(7月1~2日)で紹介。その有用性について解説した(関連記事「知っておきたいめまいの新概念」)。