多疾患併存高齢者の診療、特に困る疾患は?
老年内科医、総合診療医対象の大規模調査で判明
2023年07月18日 14:26
250名の医師が参考になったと回答
日本において増加しているmultimorbidity(多疾患併存)高齢者に対し、主体的に診療に当たると期待されるのは老年内科医と総合診療医だが、診療上特に困難を伴う疾患など、多疾患併存の実態は明らかになっていない。そこで日本老年医学会と日本プライマリ・ケア連合学会の協力の下、両学会の専門医および認定医を対象とした大規模調査を実施。その結果を、東京医科歯科大学介護・在宅医療連携システム開発学講座教授(総合診療科)の木村琢磨氏が第65回日本老年医学会(6月16~18日)で発表し、結果を踏まえた考察および展望を兵庫医科大学総合診療内科学主任教授の新村健氏が示した。