眼科用外用マイトマイシンC製剤発売、抗がん薬としても供給再開へ
協和キリン
2023年07月19日 12:05
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協和キリンは7月18日、眼科用外用マイトマイシンC製剤(マイトマイシン眼科外用液用 2mg)を7月27日に発売すると発表した。供給が止まっていた抗悪性腫瘍用途マイトマイシンC製剤(マイトマイシン注用 2mgおよび10mg)も同日に供給を再開する。
マイトマイシンC製剤については、原薬製造工程において無菌性の確保に影響しうる事実が判明。すでに販売されていた抗悪性腫瘍用途マイトマイシンC製剤は2019年より自主回収され、インドのIntas社から導入した製剤を供給していた(関連記事:協和キリン、マイトマイシンC製剤の国内一変申請)。
眼科用外用マイトマイシンC製剤は、昨年(2022年)12月23日に「緑内障観血的手術時における補助」を効果・効能として製造販売承認を取得(関連記事:協和キリン、眼科用外用マイトマイシンCを承認申請)。同薬について日本眼科学会より「緑内障、高眼圧症に対する手術時の使用」に対する要望が提出されており、厚労省の「医療上の必要の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において「医療上の必要性にかかる基準」に該当するとの見解が示されていた。
(栗原裕美)