RNA干渉の降圧薬、有望な結果
zilebesiranの第Ⅰ相試験
2023年07月28日 11:59
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高血圧患者の約半数はガイドラインが推奨する降圧目標を達成しておらず、その原因の1つは服薬アドヒアランス不良である。米・Brigham and Women's HospitalのAkshay S. Desai氏らは、長時間作用型RNA干渉薬という新クラスの高血圧治療薬zilebesiranの安全性と治療用量を検討する第Ⅰ相試験を実施。200mg以上の単回皮下投与により、血清アンジオテンシノーゲン濃度と24時間自由行動下血圧(ABP)が用量依存的に低下し、その効果は24週時まで維持されたこと、治療関連の有害事象(AE)は軽度の注射部位反応のみであったことなどをN Engl J Med(2023; 389: 228-238)に報告した。