抗体薬物複合体ベスポンサ、小児ALLで適応追加申請

ファイザー

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 ファイザーは7月27日、再発・難治性CD22陽性急性リンパ性白血病(ALL)治療薬イノツズマブ オゾガマイシン(商品名ベスポンサ)について、小児に対する適応追加の承認を申請したと発表した(関連記事:イノツズマブで再発・難治性ALL治療に光)。

 同剤は、ヒト化抗CD22モノクローナル抗体に細胞障害性抗腫瘍性抗生物質カリケアマイシン誘導体を結合させた抗体薬物複合体(ADC)である。今回の申請は、国内第Ⅰ相および海外第Ⅰ/Ⅱ相試験に基づく。承認されれば、同剤の再発・難治性CD22陽性ALLに対する世界初の小児適応となる。

 小児ALLは小児の造血器悪性疾患の中で最も発症頻度が高く、小児10万人あたり年間3〜4人が発症し、日本では年間約500人が新規に診断されている。

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