アルミノックス治療、国内第Ⅰ相試験を開始
楽天メディカル
2023年08月03日 16:05
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楽天メディカルは、同社が創薬した抗CD25抗体-色素複合体RM-1995と、波長690nmのレーザ光照射機器を用いたアルミノックス治療(光免疫療法)について、「肝転移を有する進行または再発固形がん」に対する第Ⅰ相臨床試験を国内で開始したと発表した。
同試験の対象は、レーザ光照射が可能な肝転移病変を1つ以上有し、適用となる標準治療がない進行または再発固形がん患者。RM-1995を用いたアルミノックス治療の単独療法(第Ia相試験および第Ib相試験)およびペムブロリズマブとの併用療法(第Ic相試験)における安全性と忍容性を評価し、最大耐量または最大投与量と第Ⅱ相臨床試験で用いる推奨用量を決定する。また、肝転移に対する照射機器の安全性評価も行う。
肝臓はさまざまながんの転移臓器で、転移巣は予後不良とされている。さらに、切除困難または切除不適応な肝転移に対する局所療法および全身療法は限定的であり、アンメット・メディカル・ニーズが高いと考えられている。