オピオイド性便秘、有効な薬剤選択は?
単施設の後ろ向き研究
2023年08月09日 12:26
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がん性疼痛へのオピオイド使用時には、オピオイド誘発性便秘症(OIC)が問題となる。OICに対しては塩類下剤や大腸刺激性下剤などの古典的下剤をはじめ、経口末梢性μオピオイド受容体拮抗薬ナルデメジン、浣腸剤、坐薬などが使用されるが、これらの使い分けを検討した報告は少ない。国立がん研究センター中央病院緩和医療科の山口曜氏は、自施設におけるOIC治療薬の処方状況や併用率などについて検討した後ろ向き研究の結果を第28回日本緩和医療学会(6月30日~7月1日)で報告した(関連記事「オピオイド三大有害事象、対応方法は?」)。