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AEDが守る命「健康ハートの日」

循環器病予防啓発・健康ハートウィーク2023

2023年08月10日 12:40

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イメージ画像 © Adobe Stock ※画像はイメージです

 本日(8月10日)は、日本心臓財団が1985年に提唱した「健康ハートの日」である(関連記事「8月10日は健康ハートの日」)。今年度は7月29日~8月10日を「健康ハートウィーク2023」とし、期間中の8月4日、同財団、日本循環器協会、日本循環器学会、日本AED財団が一般市民に向けた心臓病予防啓発活動の一環として、東京都で第4回健康ハート・シンポジウムを開催。心臓病の予防や市民による自動体外式除細動器(AED)使用の重要性を啓発した。日本サッカー協会医学委員で順天堂大学循環器内科学講座准教授の林英守氏は、スポーツと循環器病の関連について解説した。

スポーツ中の心臓突然死に要注意

 スポーツと心臓病の関連は深く、一見健康な若いスポーツ選手が運動中に心停止から突然死に至る割合は、年間20万人に1人と推定される。また18歳以下の突然死の40%は運動中に起きており、部活動や運動教育を開始したタイミングで心停止リスクについて啓発する必要がある。突然死に関連するスポーツとしてはサッカーが最も多く、2番目に多い体操の約3倍に上る。

 心停止に至る原因は多岐にわたるが、何らかの心臓病が背景にあるケースが多い。感染症による心筋炎をはじめ、肥大型心筋症や拡張型心筋症、冠動脈の異常など遺伝的な要因が考えられる。成人では、生活習慣病に伴う動脈硬化や陳旧性心筋梗塞も要因となる。

誰にでも起こる心臓震盪、AEDで救命

 心停止の多くが心臓病を背景に生じる一方、心臓震盪は健康な人でも突然起こる。2021年の欧州サッカー連盟(UEFA)欧州選手権の試合中に急性心筋梗塞で心停止を起こしたデンマーク代表のクリスティアン・エリクセン選手は直後のAEDによる電気ショックで蘇生し、その後植え込み型除細動器を装着して代表に復帰し、ワールドカップにも出場した。

 また、サッカーボールなどが当たったときの部位、強度、タイミングによっては心室細動が引き起こされ、心停止に至る場合もある。心停止後は1分経過するごとに救命率が7~10%ずつ低下し、5分を超えると50%を下回り後遺症も残りやすくなる。救急隊の到着には連絡後10分程度を要するため、心臓震盪を起こした人を救命するには、バイスタンダーAED施行により可及的速やかに電気ショックを行う必要がある。

 林氏はスポーツ現場における心臓突然死を防ぐために「知ること、伝えること、行動することが重要。心停止に遭遇したら勇気を持って行動してほしい」とAEDを使った救命活動の重要性を強調した。

服部美咲

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