幼児期の感情制御に腸内細菌が関連
2023年09月14日 16:28
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腸内細菌叢と中枢神経機能の関連、いわゆる「脳-腸-腸内細菌叢相関」が注目を集めている。幼児期に著しく発達する実行機能は成人後の健康や経済力の予測因子とされるが、個人差に関連する因子は明らかでない。京都大学大学院教育学研究科の藤原秀朗氏らは、3~4歳児257例を対象に便中の腸内細菌を次世代シークエンサーで解析し、実行機能および食習慣などとの関連を検討。実行機能のうち感情制御の発達に関連する腸内細菌を見いだしたと、Microorganisms(2023; 11: 2245)に報告した。