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10月29日は「⼒を合わせて脳卒中を征圧!」

世界脳卒中デー

2023年10月27日 18:05

135名の医師が参考になったと回答 

 10月29日は世界脳卒中機構(WSO)が制定した「世界脳卒中デー」。全国各地の代表的な建造物50カ所以上がWSOのシンボルカラーであるインディゴブルーにライトアップされ、今年(2023年)のテーマ「Together we are #Greater Than Stroke:⼒を合わせて脳卒中を征圧!」を呼びかける(写真は2021年の世界脳卒中デーでライトアップされる太陽の塔)。

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脳卒中と向き合っている全国の患者・家族に思いをめぐらす一日に

 世界脳卒中デーに関連した日本でのキャンペーンや啓発活動は、日本脳卒中協会が中心となって行っている。2021年からは日本独自の試みとして10月を「脳卒中月間」とし、より長期的な取り組みを展開している(関連記事「初めての試み"脳卒中月間"、啓発活動進む」)。いわばそのクライマックスが世界脳卒中デーだ。

 活動の1つとして、同協会では脳卒中患者とその家族を対象に、脳卒中体験記「脳卒中後の私の人生」を募集し、優秀賞、佳作、入選作品を公式サイトで発表している。今年の優秀賞に選ばれたのは、3人の子供を持つ女性の『お母さんの気持ち』。第三子を産んだ3カ月後に脳卒中に見舞われ、急性期病院、リハビリテーション病院での闘病を経て、自宅で家族に支えられながら日々の生活を送る母親の思いが綴られている。リハビリ病院では、生まれたばかりの子供のおむつを替えたいと思ったなど、胸を打たれる言葉が並ぶ。女性は失語症のため、言語聴覚士が本人の思いを文章化した。同協会の公式サイトでは、その朗読が10分ほどの動画コンテンツとして紹介されている。

 同協会副理事長の中山博文氏は「力を合わせて、脳卒中を乗り越えるという今年の世界脳卒中デーのテーマを象徴する作品だと思う。朗読を聴き、ライトアップを見て、脳卒中と向き合って生きている全国の患者・家族に思いをめぐらせてはどうだろうか」と提案している。

平田直樹

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