新型コロナ陰謀論に傾倒する因子を検討
欧州26カ国の社会調査(ESS10)結果から
2023年11月14日 16:57
250名の医師が参考になったと回答
ポーランド・Adam Mickiewicz UniversityのPiotr Jabkowski氏らは、第10回欧州社会調査(ESS10)の結果に基づき、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック中に広まった各種の陰謀論を信じる人々の特徴を解析。「従来、陰謀論への傾倒の抵抗となると考えられてきた教育レベルの影響は、信心深さ(religiosity)によって弱められる一方、科学者への信頼(Trust in scientists)は教育による抑制効果を強化した。政治的指向(Political orientation)が陰謀論に与える影響はそれほど明確ではなかった」とSci Rep(2023; 13: 18116)に報告した。