水痘ワクチン定期接種化、帯状疱疹対策が要
2023年11月17日 05:10
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水痘は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の初感染で発症し、発熱と全身の水疱性発疹を主症状とする疾患である。皮膚病変の二次性細菌感染症、肝炎、脳炎などさまざまな合併症が報告されており、特に成人や妊婦、免疫不全患者で重症化リスクが高い。江南厚生病院(愛知県)こども医療センターの後藤研誠氏は第27回日本ワクチン学会/第64回日本臨床ウイルス学会(10月21~22日)で、2014年に始まった水痘ワクチンの定期接種による水痘の疫学の変化などのデータを示し、臨床現場に生じた変化と今後の課題を解説。帯状疱疹対策が要となることを強調した。