更年期障害の女性、多くが受診せず
国内初の大規模調査
2024年01月09日 14:40
137名の医師が参考になったと回答
近年、更年期障害に悩む女性たちに対するアンケートが多数実施され、症状の困難さが明らかになりつつある。しかし、医療機関の受診状況や受診率、治療内容など、日本人女性の更年期障害に関する実態調査はこれまで行われていなかった。産業医科大学産業生態科学研究所環境疫学研究室の大河原眞氏は、健康保険組合のレセプトデータを用いた日本初の大規模疫学調査を実施し、結果を第38回日本女性医学学会(2023年12月2~3日)で報告。「受診率は既報の有症状者と比べて低く、症状があっても受診に至っていない女性が多く存在する可能性が示唆された」と述べた。