急性冠症候群へのニトロ、高齢者には危険?
PCI前の使用と臨床転帰を検証
2024年02月01日 17:17
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急性冠症候群(ACS)の初期治療としてニトログリセリン投与が行われている。しかし、これを支持する研究は限定的である上、多くが30年以上前に実施されたものである。宮崎大学循環器・腎臓内科学分野の小牧聡一氏らは、ACSに対する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)施行前のニトログリセリン投与と臨床転帰との関連を検討。その結果、PCI施行前のニトログリセリン使用は、PCI施行前の血圧低下および高齢患者における有害な臨床転帰と関連していることが示されたとOpen Heart(2024; 11: e002494)に報告した。