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重症拒食症例で灰白質減少、診断指標にも

女性神経性やせ症患者対象の多施設研究

2024年02月02日 16:26

186名の医師が参考になったと回答 

イメージ画像 © Adobe Stock ※画像はイメージです

 神経性やせ症は体形や体重に対する不安、異常な食行動を特徴とする精神疾患で、男性の10~20倍と女性に好発し、思春期女性の0.5~1.0%が発症するとされる。症状や経過の同質性が高い一方、特に病初期は患者が自分の状態を認識していない例が多く、やせ願望は健常者でも見られるために診断が困難であることから、他覚的に評価できるバイオマーカーの開発が待たれる。京都大学病院精神科神経科の戸瀨景茉氏、国立精神・神経医療研究センター(NCNP)精神保健研究所行動医学研究部心身症研究室室長の関口敦氏らは、神経性やせ症女性患者と健常女性の脳を形態学的に比較する目的で大規模多施設共同脳画像研究を実施。神経性やせ症の重症度と脳の灰白質体積の減少に有意な関連が認められたとの結果をMol Psychiatry2024年1月22日オンライン版)に報告。灰白質体積の減少が拒食症の診断指標になりうることを示した(関連記事「摂食障害の病態にシナプスの機能障害が関与」)。

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