禁煙によるがん予防、10年後に効果を発揮
特に肺がんで顕著
2024年02月21日 05:00
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喫煙はさまざまながんのリスク上昇と関連しており、禁煙はがんリスクを低減するとされているが、がんリスクの有意な低下に必要な禁煙年数は明らかでない。韓国・National Cancer Center Graduate School of Cancer Science and PolicyのEunjung Park氏らは、禁煙期間に応じたがんリスクの経時的変化と、禁煙の開始年齢による便益を検討する後ろ向きコホート研究を実施。がんリスクは禁煙開始から10年経過後に低下し始めること、禁煙は開始年齢を問わずがんリスク低下に有益であることをJAMA Netw Open(2024; 7: e2354958)に報告した。