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日本肥満学会、ウゴービ皮下注発売を受け声明

2024年02月26日 16:52

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 2月22日、ノボ ノルディスクファーマがGLP-1受容体作動薬セマグルチド(抗肥満薬としての商品名ウゴービ皮下注)を発売したことを受け、日本肥満学会は「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント」を発表。「健康障害を伴わない肥満に用いるべきではなく、また低体重や普通体重など適応外の体重者に対し美容・痩身・ダイエット等の目的で用いる薬剤ではない点には十分留意すべき」と注意喚起した。

 同学会は、同薬が承認された昨年(2023年)11月25日にも健康人に対し美容目的でGLP-1受容体作動薬を処方する不適切使用を問題視し、「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント」を発表している(関連記事:「GLP-1作動薬の使用に関しステートメント」)。

 ノボ ノルディスクファーマは厚生労働省が策定した「肥満症の効能又は効果を有するセマグルチド(遺伝子組換え)製剤に係る最適使用推進ガイドライン」を満たす施設における同薬導入に取り組むと発表しており、同学会は適正使用推進を支援する手段としてこの方針に了承している(関連記事:「ウゴービ皮下注、内臓脂肪面積減少にも効果」)。

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