GLP-1作動薬ウゴービ、FDAがMACEリスク低減での適応拡大を承認
ノボ ノルディスクファーマ
2024年03月14日 14:55
53名の医師が参考になったと回答
ノボ ノルディスクファーマは本日(3月14日)、GLP-1受容体作動薬セマグルチド2.4mg(商品名ウゴービ)について、米食品医薬品局(FDA)が心血管疾患(CVD)の既往を有する過体重または肥満の成人における心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中の主要心血管イベント(MACE)のリスク低減での適応拡大を承認したと発表した。
今回の承認は、心血管疾患の既往を有し糖尿病の既往歴のない過体重または肥満の成人を対象に、MACE予防のための標準治療の補助療法としての有効性をウゴービとプラセボで比較したSELECT試験の結果に基づく。同試験ではプラセボ群に比べ、ウゴービ投与群でMACEのリスクが20%有意に減少した(関連記事:「GLP-1薬ウゴービで心血管疾患が20%減少」)。
ウゴービは、日本では肥満症の適応で今年(2024年)2月22日に発売されている(関連記事:「承認から11カ月、ついに抗肥満薬ウゴービ発売」)。