「コロナワクチン後の脳卒中」懸念を払拭
2024年03月28日 13:35
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米国では、高齢者における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)二価ワクチン(以下、二価ワクチン)接種後の虚血性脳卒中リスクが懸念されている。米食品医薬品局(FDA)生物製剤評価研究センター(CBER)のYun Lu氏らは、65歳以上で二価ワクチン接種後に脳卒中を起こした1万1,001例を対象に、接種後の脳卒中リスクを、リスク上昇が懸念される接種後1~21日と22~42日またはそれ以降で比較検討する自己対照症例集積研究を実施。その結果、二価ワクチンの種類に関係なく、接種後の脳卒中リスクの有意な上昇は認められなかったとJAMA (2024; 331: 938-950)に報告した。