コロナ、変異株に対応する次世代ワクチン登場
レプリコンワクチン
2024年03月29日 11:58
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Meiji Seika ファルマ記者説明会資料より
RNAを鋳型としてRNAの複製を誘引する酵素レプリカ―ゼにより、既存ワクチンの6分の1~12分の1の有効成分量で十分な効果を持続的に示す1価次世代mRNA(レプリコン)ワクチンARCT-154(商品名コスタイベ筋注用)は、過去の検討で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)起源株に対する有効性と安全性を示した。しかし、その後の流行状況が変化したことを受け新たな変異株に対応するワクチンの開発が待たれていた。Meiji Seika ファルマは3月19日に記者説明会を開催し、新たに開発した2価ワクチンARCT-2301が起源株、オミクロン株BA.4-5に同等の効果を示したと報告。ウイルスの変異にかかわらず発症予防効果を示すレプリコンワクチンのプラットフォーム化が完了したことを発表した。