学歴による健康格差は男女とも1.5倍
2024年04月04日 16:30
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© 国立がん研究センタープレスリリースより
健康格差には社会経済的因子が関連するとの海外の報告があるが、日本において健康格差を検討した研究は少ない。国立がん研究センターがん対策研究所データサイエンス研究部の田中宏和氏らは国勢調査と人口動態統計のデータを突合し、教育歴ごとの死因別死亡率を推計。大学卒以上の者と比べ、中学卒・高校卒の者では年齢標準化死亡率(ASMR)が高く、教育歴による健康格差は男性で1.48倍、女性で1.47倍に上ったとの結果をInt J Epidemiol(2024; 53: dyae031)に発表した。