最も優れた臍帯血移植前処置が判明

フルダラビン併用例を検討

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 臍帯血移植は日本で実施される同種移植件数の3分の1を占めるが、移植前処置としてレシピエントに行われる治療の最適な組み合わせは分かっていなかった。筑波大学血液内科の栗田尚樹氏らは、造血幹細胞移植レジストリ(TRUMP)登録データから、骨髄系腫瘍の前処置に用いられる5種類のフルダラビン併用移植前処置を抽出して成績を比較。その結果、最も移植後の生存率が優れていたのは、フルダラビン・メルファラン(140mg/m2)・低用量全身放射線照射の組み合わせだったとAm J Hematol2024年1月2日オンライン版)に報告した(関連記事「同種骨髄移植、HLA不適合の意義とは」)。

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